佐渡島三泊目 【2013-8-17.18】
3日目は、友人が車で佐渡を案内してくれる日だ。
ホテルで朝食を済ませてすぐに、朝水揚げされたばかりの魚を市場へ見に行った。
鯛や大きなヒラメが競りにかかっていた。
どこのお店で食べられるのだろう。おおきい。
オレンジ色のシートの中はクロマグロだらけ。
包丁で尻尾を切り落としているのは社長だそうだ。
重たそう。。。。
傍らに放り投げられてあるマグロがあった。どうやら漁の最中にぶつけたらしく身が柔らかくなってしまって売り物にならないそうだ。もったいないが、身内のお寿司屋さんで出されるとのこと。
それでいいから頂きたいくらいだ。
市場を見学した後は、島の北側を反時計回りにドライブしながら観光する。
佐渡は北側に大きな金北山があって、これを大佐渡。南の山側を小佐渡と呼ぶらしい。
そして島のくびれた部分は山と山の間で平野になっている。ここを国仲平野と呼ぶと教わった。
一周を1日で周るのは大変だそうだ。特に北側は高低差があり、国際的にも過酷なトライアスロンコースで有名だとか。
まず、最北端にある灯台に到着。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった灯台だ。
中井貴一のお父さんと高峰秀子が主演の、って生まれる前だから知らんけど、眺めの良い場所だった。
そのそばにある二つ亀海岸でちょっと海水浴。
干潮では島まで歩けたそうだが、去年の台風でそれも叶わなくなったとのこと。海はエメラルド色でとても綺麗だが、海岸まで崖を5分程かけて降りなくてはならない。
美しい物に出会うには苦労も必要みたいだ。
二つ亀から西へ移動すると、大きな橋があり、ここからの眺めがまた最高だった。
眼下に見える集落と向こうに見える大野亀。これからあそこに向かう。
5月にはニッコウキスゲに似た、もっと大きな花カンゾウを一面に咲かせるのだという。是非その時期に見に来たい。
大野亀からみた二つ亀。
頂上までいけそうだけど、お腹が空いたからもう下ろう。
ここから先の道路は劇坂で下っている。だから反時計回りが良いのだと聞いた。
向こうからエッチラオッチラ自転車海苔がやってきたが大変そう。。。。美ヶ原よりきついかも。
ドライブは続き、トンネルをくぐると目前にまた良い景色。
佐渡では山でも平野でもお米をつくっている。魚沼産のコシヒカリが有名だが、去年は佐渡産の方がランクは上だったというが、この集落の人達は昔から崖の上で作業し、下に運ぶのだという。
昔の人は偉い大変だったそうだ。崖の途中に小屋が沢山あり、一々下の家まで下がるのは大変なので、昼はそこで休憩していたらしい。
外海府海岸を南に下り、尖閣湾に到着。
名前の如く、岩が波で削られた荒々しい岩肌に波が打ちつけられていた。
ここを舟で観光するコースがあったが、絶対に酔ってしまうのでパス。
私は写真だけで楽しいのだ。
この後、「達者」の海岸で妻と娘はまたまた海水浴を楽しんだ。魚は白瀬の方が沢山いたという。
さらに下って、右側の二つの岩が「夫婦岩」。 娘に「なんで夫婦なのか」と聞かれていた妻は、正直に答えていたが、女同士なのか、娘はえらく納得していた。
沈みかけている日差しが眩しい。実際はもっと明るいが、絞っているので暗く写って幻想的。
この辺りの家々の2階部分は一階の玄関よりも飛び出している。これは昔遊郭だったころの家並みのなごりだそうだ。二階からお女郎さんが声をかけるそんな風景が思い浮かぶ。
さて、大佐渡を一周してだいぶくたくたに疲れた。夜は軽くすませてホテルでビールを飲む。
いやぁ、やっぱりデカイなぁ。この3日間でだいぶ佐渡を見て回ったので大満足で就寝。
翌朝、日の出を期待してホテルの8階まであがってみる。
やったー! 佐渡を去る日に綺麗な朝日を拝めた。
10:25の船にのって新潟港へ。そこから少々の渋滞にはまったが、じじばばにお土産を渡してから帰宅は7時。
大満足の3泊4日だった。疲れよりも佐渡島の色々を知ることが出来て収穫満載。
この夜は慣れ親しんだテーブルの上で、佐渡のお酒を友に想いにふけった。
稲じぃ、豪華な接待ありがとう。お兄様達にも感謝でいっぱいです。
絶対にまた行きたい。カンゾウの時期がいいか蕎麦の旨い冬がいいか。楽しみは尽きない。
素晴らしい佐渡の景色を堪能させていただきましたよ。
ん~行きたくなってしまった。。。。
まだアワビが目に焼きついています。
by ジークフリート (2013-08-22 16:27)
地図で見た感じで大きさ的には琵琶湖の外周を
まわるぐらいの大きさなのかなと思ってたんですが、
自然や見どころがいっぱいで何日かかけてゆっくり巡りたい感じですね^^
写真を拝見してると佐渡島に行ってみたい気持ちがさらに増しました♪
by とみっち (2013-08-22 17:55)
ジークフリートさん
私も、あのアワビは忘れられません( ^ω^ )
by カワセミ (2013-08-22 22:39)
とみっちさん
有難うございます。
見所満載、フォトジェニック満載です。
朝焼けも夕焼けも時間によって、色々な風景を魅せてくれますよ!
by カワセミ (2013-08-22 22:43)